統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で上空からの観測任務にあたっていた。ターニャは帝国の士官学校で航空魔導師としての研修を終えたばかり。危険も何もないただの観測任務は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入し、事態は一変する。協商連合による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。
改装元は戦艦ビスマルク。前部主砲は旧ドイツ陸軍の80センチ列車砲を元に改造した連装主砲に換装、後部甲板に試作型の大型ロケットが4基設置され、火力に振り切った戦艦に変貌した。なお、供出艦であるため、甲板に帝国国旗の塗装が施されている。
基本スペックは戦艦バイエルンと変わらないものの、所属先を示すために帝国国旗の塗装が甲板に施された。
改装元は軽空母神鷹。側舷に大型カタパルト4基を増設し、格納庫と直結する形となった。甲板上の通常発艦と合わせて合計5機を同時に発艦できる仕様のため、戦況に応じて速やかに敵艦隊を爆撃できる構想に基づき改装した。
基本スペックは元のU-37と変わらないものの、所属先を示すために帝国国旗の塗装が甲板に施された姿となった。表での戦闘より、輸送や偵察任務に当てられることが多い。
戦場の最前線に立つのは幼女。金髪に碧眼、そして透き通った白い肌をした幼い少女は、空を飛び、容赦なく敵を撃ち落とし、軍を指揮する。彼女の名はターニャ・デグレチャフ。広がる戦火の中で、ターニャは自身の才覚と徹底した効率主義によって次々と功績をあげ、帝国の誇る航空魔導士官としての頭角を現していく。硝煙香る本格戦記ファンタジーが今、幕を開ける！
ターニャ・デグレチャフ
CV：悠木碧
帝国軍の航空魔導士官。白く透き通った肌を持つ金髪碧眼の幼女。孤児院での貧しい暮らしから抜け出すため、志願兵として士官教育を受け、将校となった。魔導師としての適性は突出しており、将校としても極めて優れた軍人だが、その最大の目的は何としても生き延び、安全な後方地域で出世して、安定した将来を手にすること。
ヴィーシャ
CV：早見沙織
帝国軍の航空魔導師。幼年学校を卒業後、ターニャが部隊長を務める最前線の小隊に補充要員として配属される。徴集されて魔導師になったためか、やや兵士としての自覚に欠けているところもあるが、ターニャの下で徐々に成長していく。
